エイリアスとは

エイリアスとは、実行コマンドに別の名前をつける機能のことです。オプションを付けたコマンドに別名をつける時などに使用します。

alias コマンドを実行すると、現在設定されているエイリアスの一覧が表示されます。csh の場合、初期設定は次のようになります。

1つめのエイリアスは、コマンド h を実行すると history 25 が実行されるということを意味しています。

csh の設定ファイル .cshrc を開いてみましょう。この記述によってエイリアスが設定されています。

おすすめの設定

常に確認を求めるようにする

rm コマンドは、初期設定では確認を求めずにファイルを削除します。mvcp は、移動先やコピー先にすでにファイルがある場合に確認を求めずに上書きします。常に確認を求めるように -i オプションを設定しましょう。

.cshrc の設定例

ls の実行結果に色を付ける

ls コマンドに -G オプションを付けるとファイルやディレクトリが種類別に色分けして表示されます。

.cshrc の設定例

実行結果は次のようになります。ディレクトリは青、実行ファイルは赤、シンボリックリンクはマゼンタで表示されます。

ls の実行結果(背景白)

% ls
directory1 directory2 directory3 file1.html file2.html file3.html script.cgi symlink

ls の実行結果(背景黒)

% ls
directory1 directory2 directory3 file1.html file2.html file3.html script.cgi symlink

背景が黒の場合、青い文字は見づらいので色を変えてみましょう。環境変数 LSCOLORS をセットすることで色を変えられます。

.cshrc の設定例

ls の実行結果(背景黒)

% ls
directory1 directory2 directory3 file1.html file2.html file3.html script.cgi symlink

LSCOLORS の値は22文字のアルファベットで表されます。11種類のファイル属性の文字色と背景色をそれぞれ一文字のアルファベットで指定しています。LSCOLORS の初期値は exfxcxdxbxegedabagacad です。上の例では1文字目の eg に変えることで、ディレクトリの文字色を青からシアンに変えています。

11種類のファイル属性とその順序は次の通りです。

  1. ディレクトリ
  2. シンボリックリンク
  3. ソケット
  4. パイプ
  5. 実行形式
  6. ブロックスペシャル
  7. キャラクタスペシャル
  8. setuid ビットが設定された実行形式
  9. setgid ビットが設定された実行形式
  10. 他者 (others) が書き込み可能なディレクトリであり、スティッキビット付き。
  11. 他者 (others) が書き込み可能なディレクトリであり、スティッキビット無し。

色を指定するアルファベットは次の通りです。

  • a   黒
  • b   赤
  • c   緑
  • d   茶
  • e   青
  • f   マゼンタ
  • g   シアン
  • h   明るい灰
  • A   太字の黒で、通常暗い灰に見えます
  • B   太字の赤
  • C   太字の緑
  • D   太字の茶で、通常黄色に見えます
  • E   太字の青
  • F   太字のマゼンタ
  • G   太字のシアン
  • H   太字の明るい灰で、明るい白に見えます
  • x   デフォルトの文字色と背景色